皮膚科

当院の皮膚科では、様々な皮膚のトラブルに対応しております。様々な皮膚症状について、皮膚科医による正しい診断と適切な治療を行うことで、きれいに早く治すことができます。

皮膚科医師 高野 理恵

プロフィール

  • 2014年3月:国立熊本大学医学部卒業
    以後、東京、神奈川、愛知県内で一般皮膚科・美容皮膚科の経験を積む
  • 皮膚科専門医

皮膚科診療時間

皮膚科
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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎アレルギーが起きやすい要因と肌の乾燥が重なることによって、全身に痒みが伴う湿疹が現れる疾患がアトピー性皮膚炎です。特に、寝ている時に激しい痒みが生じて、掻きむしってしまうことで症状が悪化してしまいます。湿疹の重症度合いによって、非ステロイド外用薬や抗アレルギー剤などを用いた治療を行います。肌の乾燥を防ぎ、スキンケアを徹底して行うと同時に、適切な治療によって激しい痒みと湿疹を緩和することができます。

蕁麻疹

蕁麻疹皮膚がミミズ腫れのように盛り上がって、発赤や痒み・チクチクした痛みが現れます。これらの症状が6週間未満で治まるものを急性蕁麻疹、それ以上長引くものを慢性蕁麻疹と言います。原因は、起因となる物質・アレルゲンに触れて皮膚が炎症するほか、食べ物や精神的ストレス・細菌感染・運動発汗・薬剤によるものなど様々な要因があるため、特定が困難な場合が多いとされます。自然治癒する場合もありますが、強い症状が見られる場合は抗ヒスタミン剤の服薬治療を行います。強い痒みから患部を掻き壊してしまった場合は、外用薬を用いて治療します。

やけど

熱湯や火など高熱の物質に皮膚に一定時間以上触れることで、発赤や腫れ・水膨れ・痛みなどが現れます。これを熱傷とも呼び、やけどの度合によってⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度に分類されます。なお、40~55度とさほど高温でなくても、やけどになることがあるため、注意が必要です。やけどの分類は以下の通りです。

やけどの分類

Ⅰ度熱傷 高温に触れた部分が赤くなりますが、水疱はできません。傷跡も残りません。
Ⅱ度熱傷 発赤・水疱・潰瘍が生じます。やけどの程度が浅ければ色素沈着として残り、程度が深ければ傷跡として残ってしまいます。
Ⅲ度熱傷 やけどの患部のほとんどが壊死します。治療は皮膚移植が必要です。

やけどを負ったら速やかに患部を冷やすことが重要です。熱湯や油など高温の物が触れた場合も、患部を水で冷やしてください。やけど直後に患部を冷やすだけで、進行を抑えることができます。この場合は、保冷剤などで冷やしながら、できるだけ早く当院までご来院ください。

やけどの治療

内服薬・外用薬

やけどの程度によって治療方法が異なります。

Ⅰ度熱傷

数日間はステロイド外用薬を塗布します。

Ⅱ度熱傷

患部の水疱や潰瘍ができた部分に、ステロイド外用薬や軟膏を数日間塗布して、潰瘍を修復したり、感染予防をしたりします。やけどの程度が深い場合や範囲が広い場合は、1~2週間ほどかけて通院治療を行います。

Ⅲ度熱傷

皮膚移植などの外科的手術が必要なため入院治療となります。この場合は、皮膚移植手術に対応している病院をご紹介しております。

日焼け

皮膚が強い紫外線を浴びることで、赤く炎症を起こし軽いやけどの症状が現れます。日中の強い紫外線によって、肌がダメージを受けた場合は、早めに皮膚を冷やしたり、保湿したりして、気になる場合は皮膚科を受診してください。

日焼けの治療

内服薬・外用薬

紫外線を浴びて日焼けをした場合は、ステロイド外用薬を用いて皮膚のダメージを緩和させます。痛みや痒み・水疱などの症状に応じて、消炎鎮痛剤・ステロイド剤・抗アレルギー薬などの内服薬で治療を行います。
なお、日焼け防止には、帽子・日傘・日焼け止めクリームなどを徹底して使うことをお勧めしております。

にきび

にきびは、皮脂が過剰分泌する思春期以降に多く発症します。肌の新陳代謝が滞ると皮脂や角質によって毛穴が塞がります。毛穴が膿を伴って炎症したり、にきび跡になったり、ケロイド状態となるものなど、様々な症状が見られる炎症性疾患です。にきび痕とならないように、炎症を放置せず適切な治療を行うことが大切です。

円形脱毛症

頭部に円形状や楕円形に髪の毛が抜け落ちる病気を円形脱毛症と言います。突然発症するのが大きな特徴で、成長期の毛包をリンパ球が攻撃してしまう自己免疫疾患とされています。頭髪が弱くなり、抜け落ちることが原因です。よって、リンパ球の毛包への攻撃を抑制できれば、毛髪が再度生えてきます。脱毛斑が小さい場合は、自然治癒することがありますが、広範囲にわたって脱毛が見られる場合は、完治まで長くかかることがあります。その症状は、10円玉ぐらいの大きさから、頭部全体に広がるもの、重症なものになると眉毛・まつ毛・体毛に現れることがあります。主に、遺伝的要因やストレス・不規則な生活などが原因として考えられます。

円形脱毛症の治療

内服薬・外用薬

脱毛部分の炎症を除去し、ステロイド外用薬や注射によって発毛を促進させます。脱毛症状が急速に進行する場合は、ステロイド内服薬を検討します。そのほか、紫外線療法や凍結療法によって各局所の免疫機能に働きかけます。円形脱毛症は、脱毛症状の範囲や進行の早さによっても異なりますが、自然治癒するものや難治性・再発性のものもあります。

液体窒素

-200度のスプレーを患部に当てて炎症を起こします。頭皮に刺激を与えて、局所の免疫機能に働きかけて発毛を促進させます。

巻き爪

巻き爪は、爪の端が内側に巻き込んで皮膚に食い込んだ状態です。そこから炎症が酷くなり、感染や肉芽形成を引き起こしてしまいます。重症化すると、歩くたびに痛みが伴い、さらに歩行困難になって日常生活に支障を及ぼしてしまいます。また、巻き爪の痛みを補うために歩き方や姿勢が悪くなり、膝や腰を痛めてしまうこともあります。高齢者などは転倒に繋がるなど、注意が必要です。このように、日常生活に支障が出る前に早めに治療することが重要です。

 
  
   

乾癬

  
  

皮膚が赤く盛り上がると同時に、角質が硬くなって厚みのある瘡蓋が形成され、皮膚表面からボロボロとフケのように剥がれ落ちる状態を乾癬と言います。慢性の皮膚疾患として、主な原因は特定されていませんが、遺伝的要因に肥満やストレス・感染症などの環境的要因が重なって発症するとされます。特に、背面部・頭部・腰からお尻・下腿・肘や膝などに出来やすく、人によっては強い痒みが伴う場合があります。

    

たこ・魚の目

足の特定部分に、圧迫や摩擦による刺激に対する皮膚の防御反応です。皮膚が刺激されて角質の厚みが増すことで硬くなります。たこは、足の裏に突出している部位に多くみられ、患部の中心には芯がないのが特徴です。一方、魚の目は足裏の突出した部位や指の間・指の縁に出来やすく、患部の中心に芯があるのが特徴です。魚の目は、歩行時に痛みが生じます。いずれも、気になる症状がある場合は、なるべく早めに当院までご相談ください。

治療

基本的に、メスや専用はさみを使って硬くなった部分を切除することが多いですが、患部の状態に応じて軟膏やスピール膏で柔らかくして後日に処置をする場合があります。なお、再発予防のために日頃履いている靴を見直すことも大切です。魚の目が出来やすい場所に、スポンジやシリコンを貼るなどの工夫も効果的とされます。

白斑

皮膚の色が抜け落ちて白斑が現れた状態です。メラニン色素の欠落によって、皮膚の一部または全身の皮膚が白くなる疾患です。原因の特定が難しく、遺伝子的要因をはじめ、ストレスなどによるメラニン生成障害・メラノサイトを攻撃してしまう自己免疫疾患などが考えられます。治療は、外用薬治療や光線治療を行います。非常に治りにくい疾患のため、根気よく継続して治療することが大切です。

かぶれ

かぶれ明確な原因とされる外的刺激に皮膚が触れることで、湿疹や炎症・発赤などが現れます。かぶれの原因は、毛虫や貼り薬・おむつなどが挙げられます。

治療

まずは、原因となる物質を特定し、皮膚に触れないよう完全に除去します。治療は、ステロイド外用薬を用いて行います。痒みが酷い場合は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を用いて治療していきます。

口唇ヘルペス

ヒトヘルペスウイルス1型が原因の感染症です。唇や鼻、目の周囲にチクチクとした痛みを伴う小さな水疱が生じます。一度感染すると駆逐せず、一生涯体内に潜伏し続けるとされています。風邪やストレスなどで免疫力が低下したときに、それがきっかけとなりウイルスが再び活性化して、口唇ヘルペスの症状を繰り返し起こします。ヘルペスウイルスは、初感染時にはあまり症状が出ませんが、稀に初感染時に症状が現れると、高熱を伴う歯肉の腫れや痛みが伴うヘルペス性歯肉口内炎を引き起こします。
ストレスや疲労・紫外線などが原因として挙げられ、治療には抗ウイルス薬の外用と内服治療を行います。外用薬と内服薬は同時に処方できないため、まずはしっかりと内服治療を行います。

帯状疱疹

小児期に水疱瘡ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)に感染した場合、その後体内に持続潜伏しています。大人になって、免疫力が低下した場合、水疱瘡ウイルスが再度活性化します。その際、身体の半分に帯状で水疱が分布し、紅斑が生じます。

症状

からだの片側半分に帯状になって小さい水疱が現れます。ピリピリとして痛みが伴います。一定の神経支配領域に現れるのが特徴です。また、神経痛が長期間残ってしまう帯状疱疹後神経痛を引き起こすことがあります。発症部位は、頭部から下肢まで幅広く、特に胸から背中にかけて多く見られます。さらに、顔面や目の周囲も発症しやすく、顔面神経麻痺・めまい・耳鳴り・難聴など内耳障害が起こることがあります。

治療

抗ウイルス薬の内服治療を行い、痛みと皮疹を治します。帯状疱疹後神経痛の場合は、鎮痛薬を複数用いて痛みをコントロールしたり、麻酔科によるペインコントロールを行います。症状が酷い場合や合併症の恐れがある場合は、入院治療を行っております。なるべく早期に受診し、抗ウイルス薬の内服と鎮痛薬を始めることが大切です。なお、60歳以上の方には予防接種をお勧めしております。

いぼ・水いぼ

いぼは、ウイルス感染によってできるものと、老化などの体質によっておこるものと大きく2つに分けられます。これらの皮膚にできる小さい突起物を総じて「いぼ」と呼んでいます。

水虫・たむし

水虫・たむし水虫は、カビの一種・真菌(白癬菌)によって起こる感染症です。真菌が足に寄生した場合は水虫(足白癬)、爪の場合は爪水虫(爪白癬)、ほかの部位の場合はたむしと呼ばれています。足の裏が後発部位として、足指がジュクジュクとふやけるタイプと、小さい水膨れが生じた後にカサカサと皮膚が剥けるタイプ、足裏がガサガサと分厚くなるタイプなど様々です。また、陰部に真菌が寄生した場合は、いんきんたむしと俗に言われています。                                                                                                                                                                                    

症状

水虫は、大きく3種類に分類されます。趾間型・小水疱型・角質増殖型とされます。また、足の爪に真菌(白癬菌)が寄生した場合は、爪白癬といって爪が白く分厚くなったり、もろくなったりします。

趾間型

足指間が白くふやける湿ったタイプで痒みが生じます。夏に症状が出やすく、細菌感染を併発しやすいのが特徴とされます。

小水疱型

足裏に小さい水膨れが出来て、強い痒みが生じます。

角質増殖型

角質増殖といって、足裏が分厚くなって乾燥やひび割れが生じます。

診断・治療

顕微鏡で皮膚表面や爪を直接観察して診断を行います。場合によっては、真菌培養が必要となります。治療は抗真菌剤外用薬または、内服によって行います。途中経過で症状がなくなっても、自己判断で治療を中止せずに医師の指示に従って治療を続けてください。また、市販薬を用いることで治療が長引くことがあるため、まずは当院までご相談ください。

虫刺され

虫にさされた部分が発赤や痒み・痛み・腫れ・水膨れ・しこりなどが現れます。翌日以降も症状が残って消えない場合もあります。酷い痒みで掻きむしってしまうと、痒みや腫れが広がる「とびひ」を引き起こすことがあります。虫刺されを早くきれいに治すには、適切な処置が必要です。なるべく早めに当院までご相談ください。

応急処置と治療

虫に刺された時の応急処置は、まず流水で洗い流すことが基本です。また、刺された部分に虫の針が残存していないかを確認します。針などの異物を発見した場合は、セロハンテープを患部に当てて、優しく剥がしてみます。それでも除去できない場合は、速やかに皮膚科医を受診してください。治療は、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬を併用しながら行います。細菌感染が伴っている場合は抗生剤を用いて治療を行います。

酒さ(赤ら顔)

「酒さ」とは、額や頬、鼻など顔のあちこちが赤くなる病気のことを指し、20歳以上の女性に多く見られます。特徴的な症状として皮膚の赤みと火照りが挙げられ、ぶつぶつとした皮膚の赤い盛り上がりが見られるためにきびと間違えられることが多い病気です。
また酒さのある人はいわゆる”敏感肌”であり、外的な刺激に過敏に反応し皮膚がヒリヒリと痛むことの多い肌質であることが多いです。
このような症状が多く続くことで生活の質(QOL)が低下する恐れがあります。
酒さは治療を受けることで数ヶ月で改善することができますが、中には長期的な治療が必要な場合もあります。

多汗症(汗の疾患)

多汗症とは、手のひらや脇などの体の一部に汗が増える局所多汗症と全身の汗が増加する全身性多汗症があります。
暑い時や運動した時、緊張した時など汗をかくのは自然なことです。
ただ、暑さや緊張に関係なく日常的に大量の汗をかいてしまうのは多汗症かもしれません。
汗が原因で日常生活に支障があったり、人目を気にしてしまう方は症状が悪化する前に一度受診をお勧めします。

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