デュタステリド（AGA治療薬）

デュタステリドの主な効果は、頭髪の成長を促し、薄毛の進行を遅らせることです。 薬剤がAGAの原因物質となるDHTの生成を抑制することで、髪の毛一本一本が太く、長く成長するようになります。 その結果、頭髪の全体的な密度が増し、薄毛の進行が抑えられます。

人によって効果には差があるため、長期間の使用が必要な場合もあります。

デュタステリドの服用により、一部の人に副作用が生じる可能性があります。 主な副作用には、性欲減退、勃起不全、精子量の減少などがありますが、これらは一般的に軽度であり服用を中止すると徐々に改善することが多いです。 稀に、乳房の腫れや痛みを伴う乳房肥大が報告されることもあります。これらの症状に心配や不安を感じた場合は、直ちにご相談してください。

また、デュタステリドは、妊娠中の女性や妊娠する可能性のある女性には使用できません。 カプセルが破損して中身に触れることで、有効成分が皮膚から吸収され、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

1. 容量を守って服用する

1回あたりの容量を超えて、服用することのないようにご注意ください。 前に服用を忘れたからといって、同時に2回分を服用することもNGです。 容量を守らず服用することで、肝臓・生殖器への負担が大きくなり、先に述べたような副作用のリスクが高まる危険性があります。 1回あたりの容量を守って服用するようにしましょう。

2. 女性・子供への服用・接触禁止

男性ホルモンに影響を与えるため、女性・子供には、服用のみならず接触もNGです。 成分が皮膚から吸収される可能性があるため、女性・子供が触れないよう保管するようにしましょう。

3. 肝臓の弱い方は事前に医師にお伝えください

デュタステリドは、主に肝臓で代謝されます。そのため、肝臓への負担も少ながらず懸念されます。 健康な成人男性であれば、肝機能障害はほとんどありませんが、元々肝臓の弱い方には副作用の症状があらわれるリスクが高まります。 肝臓の弱い方、肝臓に病気のある方は、必ず事前に医師に伝えるようにしましょう。 使用の可否を判断いたします。

4. 前立腺がんの検査を受ける予定がある方は、事前に医師にお伝えください

デュタステリドには、前立腺がん検査に用いるPSA値を下げる作用があります。 服用している方が検査を受けると、正しい結果が出ない可能性があります。 前立腺がんの検査を受ける際も、事前に医師に伝えるようにしましょう。